■ 財政健全化、2指標が基準超え/大鰐町(日曜特集)
財政の早期健全化を促す「地方自治体の財政の健全化に関する法律」に基づき、大鰐町は19年度決算における健全化判断比率を公表した。財政健全化法にある4つの指標のうち、特別会計等を含めた赤字の割合である連結実質赤字比率と、将来負担する負債の割合である将来負担比率の2項目が早期健全化基準に該当。一般会計決算は赤字を大幅に縮小したが、早期健全化団体転落の危機的状況は依然続いている。
一般会計は2156万円の赤字決算となったが、今年3月に策定した財政健全化計画では約1億1000万円の赤字を見込んでおり、大幅に赤字を圧縮した。
特別会計等では、大鰐病院事業会計、休養施設事業(国民宿舎おおわに山荘)、温泉事業の3会計が赤字。一般会計を含めると、連結実質赤字額は9億3045万円で、健全化判断指標のひとつである連結実質赤字比率は26.45%。健全化計画で見込まれた32.1%から5.65ポイント改善したものの、早期健全化基準の20%を上回る厳しい数値。
将来負担比率は、地方債や債務負担行為に基づく支出予定額、退職手当支給予定額のうち一般会計等の負担見込額、連結実質赤字額等の標準財政規模に対する割合で、19年度は409.4%。早期健全化基準の350%を超えた。
休養施設の指定管理者募集案は、定例議会の初日に行われた全員協議会で地域交流センター鰐comeの同案とあわせて町が説明。中弘南黒地区の法人等を対象に休養施設が21年4月、鰐comeは同年1月の移行を目指す。
■ 28日付の主な掲載記事
□ 追子野木一受けたい講座/黒石市
□ 黒石市卓球選手権大会
□ 中世の里マラソン大会/青森市浪岡
□ こけしの森育樹祭/黒石市
□ 交通安全キャンペーン/田舎館村、浪岡
□ 黒石市長杯ゲートボール大会
□ 写真特集/浅瀬石川「水辺の楽校」
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